紫禁嬢─魅せられし夜





なんだか胸クソの悪い女だなあと、あからさまに嫌な顔をしていると、

セイラはセイラで左京という女のメイファンに対する態度に苛立っているらしく、今にも血管がブチ切れそうな顔をしていた。








「‥それで、横の二人はなんすか?

なんかさっきから、スゲー顔してガンつけてくるんすけど」








左京がそう言い、メイファンはクスッと笑った。







「統括のセイラと幹部のアンリ。

左京より歳も立場も上だから、その辺はわきまえてほしいかな」



「あぁ‥年功序列ってやつっすか?

ウチらレディースとかじゃないんで、苦手なんすよねえ、そういうの。

自分より強い奴にならともかく、弱い奴にペコペコすんのもかったるいですし」









この言葉に、私とセイラはついに切れた。








『‥あ?』