紫禁嬢─魅せられし夜





メイファン達が外へ出て行き、後ろをついて行くとサヤが私に小声で耳打ちしてきた。






「‥左京ってたしか、強盗かなんかで年少に入ってた奴だよ」



「ふうん」








駐輪場の前で、私たちは左京たちと向き合う感じで話を始めた。







「優さんから聞いた話じゃ、稼がせてくれるらしいじゃないすか、このチーム」



「それはあんたの頑張り次第かな」







優というのは淫我の頭だった女の事。







「ウチに入ってくれる?」



「そりゃまあ、手っ取り早く金になる仕事をくれるってんなら、入りますよ」



「仕事はいくらでもあるよ。

簡単な仕事から危ない仕事。もっと危ない仕事」



「へえ、そりゃ楽しみっすね。

入ってもいいっすよ」







左京という女は、話を詳しく聞きもせずに即決した。








「オーケー。歓迎するよ」