紫禁嬢─魅せられし夜





それから1ヶ月ほどは特に何事もなく、淫我の連中の特攻服が仕上がったタイミングで私はメイファンに尋ねた。







「メイファン、今週もなんもしないの?」








ルシファーの指定席で、何やらセイラと仕事の打ち合わせらしき事をしながら答えるメイファン。







「どっか潰したいチームでもあるの?」



「いや別に」



「最近、シノギの方も順調だし、夜はけっこう忙しいんだよね」



「ふうん」



「焦らなくてもこの街の女は逃げないし、今日も新メンバーが加わる予定だよ」



「新メンバー?誰か引っ張ってきたの?」







するとその瞬間、店のドアが開き、見知らぬ女が二人、店内に入ってきた。








「あんたがメイファンさん?」



「そうだよ。どっちが左京?」



「私っすよ、こっちは真琴」


「ちわーっす」








何やら態度がデカく、ふてぶてしい奴ら。

器の小さい私と凶暴なクマさんは、この時点でピクピクきていた。








「ここじゃ狭いから、外で話そっか」