紫禁嬢─魅せられし夜






風香たちは機嫌が悪そうな私から逃げる様にカウンター席に付き、その後しばらくするとメイファンたちもルシファーにやって来た。







「おはよー」



「おう」








サヤはセイラを席に通す為、一旦立ち上がるが、私は面倒なのでそのままメイファンをいつもの私の席に着席させた。








「あ、なんか新鮮」



「アンリじゃなかったら、どかしてる」








冗談ぽく、そう話すメイファン。


どうやら私より器は大きいらしい。









「GSの音聞こえ無かったけど、歩いて来たの?」



「そこまでタクシー」



「え、お金もったいなくない?」



「セイラが買った単車、もうすぐ納車されるから、その間だけね」



「ふうん」