紫禁嬢─魅せられし夜





注文したドリンクに口を付けながら、サヤは次のターゲット候補を見繕った。







「黒宝石(ナイトジュエリー)は人数が多すぎて危険だし、となると、花魁道中とかも一旦除外。

人数が少なくて潰しやすそうなのは、死風恋堕(シフウレンダ)あたりかな」




「どんな奴ら?」







メイファンが尋ねた。








「メンバーは全員、ウチらより年下。

1個下の奴らが旗揚げしたチームで、人数はまだそんなに多くないはず」



「じゃあ、次のターゲットは決まりだね。

それと、レディース以外にも引き込めそうな人間が居たら勧誘してくれる」



「勧誘?」



「明理たちにも伝えといて。

多少、手荒なマネをしてもいいから、悪そうな女を見つけたら紫禁嬢に引き込んでって」



「あ、うん‥‥分かったよ」