紫禁嬢─魅せられし夜





敵が強いからレベルを上げてコンティニュー。

ますますゲーム感が増してきた。



メイファンは本当に、私達を使って遊んでいるだけなのかも知れない。







「それはそうと、まさかセーラちゃんが負けちゃうとはね~。イシシシ」



「‥うるせえなー」



「あれ、言い訳すると思ったのに。

あのまま続ければ勝ってた、とか」



「‥‥‥」






手に持っていたジュースをガンっと力強くコースターの上に戻したセイラは、仰け反って足を組み直しながら答えた。








「私だってバカじゃねえ。

相手との力の差くらい、戦えば分かる」



「あいつそんな強いの?」



「ああ。お前より強いんじゃねえか」



「ないない、それはない」







私より強いかどうかはさておき、セイラにここまで言わせるなんて、ネネって奴も大概、バケモノ染みている。


まあ、再戦時は昨夜よりも大人数になる訳だから、彼女の強さなんて無いものに等しいが。








「で、焔を保留にするなら、次はどこの奴らをターゲットにする気?」



「私はこの街の人間じゃないから、サヤが選んでいいよ」



「え、あたし?

うーん‥‥‥どっか手頃なチームか‥‥」