紫禁嬢─魅せられし夜





単車を買った理由はそれだけじゃない。







「メイファン、統括ってどこまで権限あるの?」



「そうだねえ、私と同じでいいよ」



「いや、ダメだろ。特にこの変態には」








ここ一年の間、どうやら私も不良になったらしく、メイファンの仕事を手伝う訳でもなく、口癖の様に引退引退とボヤく友達に、最近少しウンザリしていた。








「なら、サヤたち辞めさせていい?」



「好きにしていいよ、アンリなら」



「おいメイファン‥一人認めたら全員認めなきゃなんなくなるだろ‥」



「それを黙らせるのも統括の器。

でしょ、メイファン」



「正解」