紫禁嬢─魅せられし夜





柔道を始めた時と一緒。


辞めていいと言われる日が来れば、そこで初めて辞めるか続けるかを考える。


それまではただ、一度決めた事を突き進むだけ。







「楽しいかどうかはアンリじゃないから分からないけど、一つだけ約束は出来るよ」



「どんな約束?」



「私の桃源郷を、いつか隣で自慢してあげる」



「‥‥それって、私になんか得あるの?」



「アハハ、どうだろうね」








メイファンはこの時、確信していたのだろう。



それが何より、私が望む物となる事を。








「少しずつ教えてよ、メイファンの事」



「そのつもりだよ」