紫禁嬢─魅せられし夜





メイファンはネネが起き上がるベッドの上に、紫色のチューリップを投げ置いた。







「‥あんたがいくら言っても、私の答えは変わらねえよ」



「本当にそう?」



「‥‥‥。」








メイファンはそう言って、二つ折りの紙をネネに差し出した。







「!!」







ネネが広げた紙には、どこかの住所らしき文字がいくつも羅列されていた。








「‥一人ずつ、さらうよ」



「‥‥‥‥」







どうやら紙に書かれた住所は、焔のメンバーの物の様だ。








「ネネが首を縦に振るまで、何度でもさらって、何度でも痛めつける」



「‥‥‥‥」