紫禁嬢─魅せられし夜





それから数日後。



私は最寄り駅までメイファンに呼び出され、合流するとメイファンはタクシーに乗車し、病院名を運転手に告げた。







「病院?」



「ネネのお見舞い」







メイファンはそう言って、バッグから紫色のチューリップを1本取り出し、軽く振って笑った。







「‥ムダだと思うけどね。

ナースコール押されて追い出されるのがオチだよ」



「そうなったらアンリが弱かった責任だね」



「‥そうですね。

降格でもなんでもして下さい」








病院に着くとメイファンは面会の受け付けを済ませ、私たちはネネの病室へ向かった。








「!!

メ‥‥メイファン‥‥何しに‥‥」



「お見舞い」



「‥‥‥‥」