紫禁嬢─魅せられし夜





メイファンはポケットを両手に入れたまま首をかしげ、フフッとネネに挑発的に笑うと振り返って単車の所へ戻った。







「今回は私が相手らしいよ、ネネちゃん」



「‥‥‥‥」







乱闘にタイマンを邪魔されたくなかった私は、右手の人差し指で左方向を指し、向こうでやろうぜと合図してこの場から少し離れた。







「‥あんたを倒した後、私が向こうに加勢しても問題はないんだろ」



「あらら~凄い自信だね。

さすがウチのクマ倒しただけあるわ~」








こちらより先に始まった向こうを気にするネネ。

どうやらサッサと私を倒して仲間を助けに行きたいらしい。








「そんなに向こうが気になんなら早くかかって来なよ」



「‥そうさせてもらう」



「‥‥‥‥」