最初こそ、誰もが唖然とする様な話だったが、さすがメイファンが選んだ悪。
風香とリリカはクスクスと笑い出した。
「スゲー人の下に付いちゃったな」
「ククククッ、だな」
次に左京が呟いた。
「‥そういうの待ってたんすよ。
ババーになってからじゃ、一人で犯罪企むのも難しいっすからね」
「頼りにしてるよ、左京」
薫子は苦笑いしたままだが、エミリに至っては、無表情すぎてよく分からない。
「‥‥そっかそっかぁ」
「?」
私はというと、正直、少しも驚きはしなかったし、逆に出会った当初から違和感を感じていた部分がちょっとだけ解消された。
「メイファンって、不良がやりたかったんじゃなく、その上を見てたんだね」
「残念、不正解」
「え?だって、そういう事でしょ」
「私が見てるのは、不良の上の、更に先」
「どうせそれも、もっと仲良くならなきゃ教えてくれないんでしょ?」
クスクスッと笑い、意外にもメイファンはスンナリ教えてくれた。
「お金が必要なの」
「お金?いくら?」
「沢山」
「ふうん。
まあ、誰でも沢山欲しいよね」



