考え様によっては、既に紫禁嬢は暴力団と何ら変わりない事をしている。
メイファンのシノギなんて、まさにそれだ。
「私が求める手足っていうのは、さっきまでここに居た奴らの様に、いつか不良を辞めて、普通に結婚したり、子供を産んだりして丸くなる様な偽物じゃなく、
大人になっても子供のままで居られる本物の悪なの」
『‥‥‥‥』
暴走族は所詮、子供の遊び。
メイファンは私たちに、その先を求めている。
「紫禁嬢はこの先、広域暴走族として全国に広げていくつもり。
それと同時に、私たちが待つ上部組織に上がれる資格がある女たちを探す為の採掘場となるの」
「‥なるほどねえ、支部ってそういう事か」
優しい笑みを浮かべ、恐ろしい計画を平然と話すメイファン。
深淵に隠していた本質は、どうやらここに在ったらしい。
「みんなには、最後まで付き合ってもらうよ」
『‥‥‥‥』



