紫禁嬢─魅せられし夜





紫禁嬢の組織図が大きく動いたのは、翌月3月。



この日、私たちは初めてメンバー全員が揃ってのミーティングを行い、解体屋跡地に集合をかけられた。








「全員揃ったみたいだね」








メイファンを中心に、私とセイラがいつもの様に両サイドに立ち、集まった90人ほどのメンバーが、こちらを向く形で地面に座った。









「薫、エミリ、風香、リリカ、左京。

前に来て」



『‥‥‥‥』







メイファンに呼ばれた5人は、立ち上がって私たちの隣へ来た。







「この5人には、今日から幹部をやってもらう。

アンリと同じ、親衛隊長」



「‥‥ハッ?

どういうこと?隊長が6人?」








困惑していると、メイファンはジーンズの後ろポケットから黄色い腕章を取り出した。








「人数も多くなってきて、新しい子なんかは誰が幹部か分かりづらいだろうし、幹部には特攻服の腕にこれを付けてもらうね」








メイファンはそう言って、近くに居た風香の手にポンッと腕章を手渡すと、セイラが私を含めた他の幹部にも腕章を配った。









(意味わかんないし‥‥一人でよくない?)








すると、腕章を手にした左京が、隣にスゥーッと近寄って来た。









「‥‥フ‥フフフッ‥‥」



「?」



「‥‥同格っすね」



「センセー、こいつ殺していいっすかー」