4人は教室の前で別れる。
*♪*♪*♪*
沙耶の携帯がなる。
あたしは覗き込む
ハートの絵文字付きで
〈大好きだよ〉
「沙耶サンラブラブですね-」
「そう?奈緒だって今いい感じの人居るじゃん」
そうなんだよね・・・同じ学校の3年生。
拓也先輩なんだけど、
急にあたしとメールしたいって言ってて
メールしてるんだけど、
学校ですれ違うと「おう」とか「よっ」って
言ってくる。
沙耶は拓也先輩はあたしの事が好きだって
ゆうんだけど・・・そんな事ないと思うんだよね、
*♪*♪*♪*
そういってるとあたしの携帯がなる
「拓也先輩じゃな-いっ?」
沙耶がニヤけながら言う。
〈おはよう〉
拓也先輩だ。
「あたしビンゴー!ってかもう付き合っちゃえば?」
「え-、絶対あたしの事好きじゃないでしょ。」
拓也先輩は、すごいかっこよくて
人気者。2学年の中で4、5人は拓也先輩の事を好きな人が居る。
だからあたしのコトなんて好きじゃないと思う。
「聞いてみればぁ?」
「ええ!?なんて?」
「貸してっ」
沙耶があたしの携帯を奪う。
「なんて打つの打ったらみせてよ」
「いいよ」
――――
「はいっ」
沙耶から携帯を返してもらう
〈拓也先輩って好きな人居るんですか?〉
「よくない?」
まーこれくらい―・・・
:送信: