嫌いなものは病院なの-Second-

玲菜side



眼科の予約キャンセルしたこと、バレてしまった、、、。
最悪なんだけど、、、。


その数日後
悠「玲菜?」
「、、、何?なんか怖いんだけど」

悠「ごめんな?」

ナニナニ?何があった?


悠「俺さ、この前眼底検査受けてきた。辛いね、あれ。」
「は?ホントに受けたの?」


なんで?意味わかんないんだけど。
「え、悠くん目悪いの?なにかあったの??」
悠「あ、違う違う!そうじゃなくて、この前玲菜に言われて受けてみたの」

やば。

悠「軽い気持ちで頑張れなんて言ってごめんな?いつも頑張ってくれてありがとう!」


えー、っと。急にこんなこと言われてもどうしていいのかわからない。
「、、、じゃあ、もう受けなくていい、ってこと?」

悠「あ、ごめん、そういうことじゃあ、無いんだけど。。。」
違うのかー(-_-)


悠「本当に辛いのは承知の上で、頑張ってもらえないかな。ってこと」
「、、、悠くんってさ、変だよね。」


悠「ありがと!もちろん俺も一緒に行くからな!」

待て待て!何でそうなる(;・∀・)?




悠馬side



―予約日当日

「玲菜、おはよう!」
玲「、、、にぃ。。。」


あ、今俺のこと「にぃ」って言った?退行気味?
「どうした玲菜。着替えておいで(^-^)」


玲「、、、やっぱ、ぃいの。お休み、する」
やっぱりダメか、、、。辛いんだよな。甘えることで心を守ろうとしてる。


「お休みするの?石岡先生待ってるよ、きっと。潤も待ってるかもよ?」
小柄で童顔な玲菜がこの様子だと本気で小学生みたいだ。


グズグズしてるけど、持ち運ぶことはできるから良かった(笑)
イヤイヤ言いつつも俺にくっ付いて来るのは頑張ろうとしているのかもしれない。


本当にイヤな時は本気で脱走するから(笑)
車に乗せて病院へ。


「玲菜、着いたよ!降りておいでー!」
助手席の扉を開けると「んーん!」と閉められた(笑)


この時間が辛いよな、、、。
「はい、行くよー!」
抱っこで院内へ。そのまま眼科の受付へ直行。


玲「帰りたいのにー!やっぱやだよぉ(;_:)」
「嫌だよなぁ。。。その気持ちはすっごくわかるよ。」


視力検査は問題なく出来たけど、、、
看「目薬しますので上向いてくださいねー」
玲「、、、」
「玲菜、上向いて?頑張っちゃおうよ!」


他の人も待ってるから一旦外へ、、、。
「れーな、嫌なんだよな?嫌だけど、頑張ってもらわないとだから終わらせて帰ろ?」

潤「おーい!玲菜!悠馬!間に合った?」


潤登場!

「目薬拒否中ー(-_-)」
「ちょっと待ってて!」と言った潤が目薬を持って戻ってきた。


潤「玲菜ー上向くよー!、、、はい、OK!えらいえらい!!」

ナンデ(;゚Д゚)!?!?!?!?
潤ならいいの??

潤「目が点ってこういうことを言うんだな(笑)!」
「え、え、え、なんで?何した?」


あんなに拒否ってた玲菜が、、、。
潤「ま、愛のパワーってやつよ!」
ウザっ(-_-;)

玲菜も1回受け入れてしまったことで諦めがついたのかその後も計3回の目薬を終えることができた。

さぁ、ここからが本番!