嫌いなものは病院なの-Second-

悠馬side


玲菜が目を覚ましてくれた!戻って来てくれた!!
翌朝、神谷先生と玲菜のもとへ向かう。


「玲菜、おはよう!」
神「玲菜ちゃん、おはよう!」

玲「ぉ、っよ(^-^)」
挿管してたせいか声がまだ出にくいみたいだけど、この笑顔だけで泣けてくる、、、。


神「もしもしさせてねー!」

嫌!とは言わないけど、ゆーっくりと玲菜の手が動いて神谷先生の手を払おうとする(笑)


神・悠「フフっ(^-^)」
「いやなんだね。でも繋いどこうな!」


9日間眠ってたから日常生活に戻るには頑張らないといけないことがたくさんある。
イヤイヤ玲菜ちゃんもおかえりなさい!(笑)



玲「、、かぇれる?」
え?もうそれ言う(゜-゜)??


神「ハハハ!さすがにその話は早いかなー。玲菜ちゃん、9日間も眠ってたんだよ?」


どうやら玲菜の中では
持久走でしんどくなって意識が飛んだ。その後病院に搬送されてすぐに意識が戻った。
という状況らしい。

9日間も意識なかったことは玲菜も驚いたみたい。


神「まずは食事をとれるようになって、一人で動けるようにリハビリが必要かな!」

毎日のようにマッサージは欠かさなかったけど、筋肉はぷよぷよに(笑)
「頑張って家に帰れるようになろうな!」


「もう帰れる!」と言い張る玲菜だけど、さすがに、、、ね(^_^;)




玲菜side


9日間も眠ってたなんてビックリだよね!
意識がはっきりしてくると身体の違和感もしっかり感じるようになってきて、、、

「これ何?これも、これも取ってほしい(._.)」
神「これは心電図。これで酸素測ってて、これはおしっこの管。一人では動けないからまだ取れないかな、、、。」


「もう大丈夫そうだよ!」
神「うーん、、、もうちょっと様子見させてほしいな。」
「明日まで?」
神「まぁまぁ、急がなくてもゆっくりでいいんだよ。」


だって邪魔なんだもん!
心電図なんてうるさいし、おしっこの管なんてものすごい違和感(-_-;)


潤「玲菜ー!ご飯持ってきたよ!久しぶりだからゆっくり食べようね!まずは、お水ね!」

「え、何これ、おかゆ?やだな、、、」


ほぼ水分のおかゆ。見るからに美味しくなさそう、、、(-_-;)

潤「まぁまぁ、そんな顔しないでさ!リハビリだから仕方ないよ!」


潤くんに促されてまずは水を飲んでみる。
「、、、っゴっホ、ゴホゴホっ!!!」
見事にむせた。


潤「ゆっくりねー!ちょっとずつでいいんだよ!」
9日間も眠ってるとこんなに何もできなくなるの!?


「おいしくない!」
潤「食べれるようになったら美味しいご飯に変わるよ!」

おかゆも全然美味しくないし、こんなんじゃ食欲もわかないよ!
「もういい!」

潤「あと3口頑張ろ?な?」

チビチビと3口頑張った。


潤「えらい!!よく頑張りましたー!!ちょっとお腹もしもしさせてねー!」
「っなんで?!やだよ!」


胃が動いてるか確認するんだとか、、、。

「動いてるから大丈夫!やんなくていい!!」
とは言ったものの、身体に思うように力が入らず潤くんにされるがまま、、、。


潤「うん、ちゃんと動いてるね!神谷先生にも報告しておくね!」
「もう帰れる?」
潤「まだですー。気が早い!こっからが大変なんだよ!頑張ろうな!」


夜には神谷先生が来て、明日には一般病棟に移れるんだって!
「よかった!こんなの全部取ってほしい!」

神「うん、全部はできないけどいくつかは取れるよ!良かったね!」