新人執事はツンデレお嬢様を口説きたい

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「すいませんお嬢様!こ、こんな服着たことなくて…遅れてすいません!」
「う、うるさいっ!変な服着ないでっ!!」
「へ、変…!?」
「それ俺が選んだんだけどなあ〜?どう?かっこいいでしょ」
「お兄様…変なことさせないでよ!こんなでも私の世話係なんだから!」
「お嬢様ぁ…」

私たちは馬車の中では何にも喋らずに気まずいまま景色だけを見てた。

「…いつ見ても大きい…」
「さすが大図書館ですね!」

大図書館にくるのはこれで3回目ぐらいだがやっぱりいつ見ても大きい。
気を抜いた瞬間世話係がわたしの腕を引いて走って行った。

「はぁっ!?」
「お嬢様っ!早く行きましょ!ねっ!」

無邪気な笑顔になぜか逆らえなかった。
髪からシャンプーの良い香りがする。

大図書館の中は人が貴族の方もたくさんいるけど
図書館が大きすぎて窮屈な感じは一切しなかった。
端っこのソファに3人座って話を始める。
「お兄様、なんで突然こんなところに誘い出したんです?私こんな世話係と来たくなかったです!」
「まあ仲直りだよ、じゃ、俺お手洗い行ってくるから!すぐ戻ってくるからね〜!」

そう言ってお兄様は軽く走ってお手洗いに向かった。
図書館は走る事は禁止なはず。

お兄様が走って行ったあと、世話係とは話す話題もなく気まずい時間が流れた。

「あの…お嬢様!」

少しして世話係が話し始めた。

「あの…昨日はすいませんでした…私だって何回もお嬢様お嬢様、って…そりゃウザいですよね…」
「…」
「あのあと薫(かおる)」