てかもう俺でよくないか!?



思わず後ろを振り返る。



まだ誰かいるのか...


そう思ったけれど、

後ろには誰もいない。




...俺?


手で自分を指しながら、

男を見る。




男は俺を見ている。




「そう、君しかいないでしょ。」