「修斗くんすごーい。」 高校生らしき男が無邪気に手を叩いて、 拍手をしている。 「修斗、まじすごいよね。 私、絶対無理だもん。」 女性の方が、空いているグラスに飲み物を注ぎながら それに応えている。 修斗って、あのロン毛の人か... 長髪の男は褒められていることにも気づかず、 鼻歌を歌いながら、キッチンで洗い物を続けている。