門から玄関まで続く道の横には、

丁寧に手入れされた大きな庭が広がっている。



その美しさに、思わず、

門の中に入って

敷地を覗いてみたくなる。




落ち着け、俺...



「...」

浮かれる気持ちを抑え、

ゆっくりと大きく呼吸をする。




そして、もう一度、

目の前にそびえ立つ

豪邸を見上げる。




...ここまで来たんだ。


行くしかない。