「これね、修斗(しゅうと)くんが作ったんだよ。 すごくない?」 ぼんやりとテーブルの豪華な料理を眺めている俺に、 誰かがそう言った。 修斗くん...? 誰だそりゃ。 誰の話なのか分からず、曖昧に返事をする。 話しかけてきたのは、手にグラスをいっぱい持った 俺と同い年ぐらいの男だった。