てかもう俺でよくないか!?



「ごめんねー。

 あいつ、誰にでもああなんだよ。」


男は、さっきまで片付けをしていたのに、

今度はエプロンをつけ、

何やら料理でも始めそうな雰囲気だ。




真っ黒なエプロンが、

男の雰囲気になんだかとても似合っている。



年もそんなに変わらないくらいに見えるのに、

なんだか大人というか...

俺にはない渋さみたいなものを感じて、

男の俺から見てもかっこいい。





「昨日、入った女の子にも

 あんな感じだったわ。」


言いながら、男が苦笑する。