その空間に圧倒され、 ぼんやりと立ち尽くしていると、 「ええ!!!」 と甲高い声が響いた。 「誰?誰?誰? このイケメン!!」 少しギャルっぽい(俺から見れば)、 テンションが高めな女の人が、 階段を降りながら 興味津々にこちらを見ている。 「おお、今日も元気だなー。」 キッチン周りで、 買ってきたものを片付けながら、 男が笑う。