七日間だけの、 恋予報

いつも通り朝目覚めた。
今日は昨日と違い、朝早く目覚めた。
そのくせ今日は朝練がない。
カレンダーで時間を確認する。
まだ5:30という表示で家を出るまでに軽く1時間半ほどある。
時間を持て余すの勿体無いので、リビングに降りてキッチンに立った。
お米を取り出して研ぎ始める。
朝ごはんとお弁当を作るために。
そうしてお米を炊いて、具材を作る。
料理はそこまで得意ではないので、簡単にサラダとお味噌汁。
弁当箱の隙間は昨日の残り物を解凍して埋めた。
このタイミングで姉が起きてきた

「ノア!おはよう!あれ?もうご飯できたの?手伝ったのに」

残念そうにそういう姉。
早く起きてよかったと思った。
なぜなら、姉は大の料理苦手。
一回料理をしていたら謎に異臭騒ぎになり、それ以来台所出禁なのだから任せられまい。