七日間だけの、 恋予報

「そう。じゃあ一つだけいいかな?姉さんからの受け売りなんだけどね」

そこで一度言葉を切った。
アリスちゃんからの受け売り。
信用できるものがありそうだ。

「相手のことが好きかどうか悩んでる時点でそれはきっともう好きなんだって」

それはそれは

「ただの、ノアくんの希望的観測ではなく?」

思わず少し笑ってしまう。

「それもあるんだけどね。できれば好きになって欲しいな〜って」

はぁ、拍子抜けた。
真剣に悩んでた私がバカみたいだ。
向こうは重くなんてちっとも捉えてなかったのに。