七日間だけの、 恋予報

「ねぇところで、聞いてもいいかな?お試し期間の結果」

そう唐突に切り出すノアくん。
お茶でも飲んでいたら確実に吹き出している。

「今?」

「そりゃまぁ、早く聴きたいし」

せっかちだ。私の中では結論が定まっていないのに。

「結論が決まっていないの。申し訳ないけど。私はあなたが好きなのかわからない。くだらない意地を張っているだけなのかはたまた、本当な好きじゃないのか」

本当にわからない。
彼が好きなのだと、くだらない意地を張って、ノアくんに惹かれている自分を誤魔化しているのか。
それとも、全く好きじゃない彼を好きになるために努力しているのか。
朝日が眩しい。
私のことを頼むから照らさないで。
私は照らしてもらえるような人間じゃないから。
私はもう、考えないほうがいいじゃないかな。
現実逃避したい。
お願いだから、考えないで済むようにならないかな