七日間だけの、 恋予報

彼はいつも通りの時間にやってきた。
綺麗な金色の髪を揺らして。
誰でも思わず見惚れてしまうようなご尊顔で微笑む。

「おはよう咲空さん」

はぁ調子のいいことだ。
私は昨日から本気で悩んでいるというのに。
私が、ずっと悩んでた間こいつは何をしていたんだろう?
むかつく。
そんなことを思いながら家を出た。

「おはようノアくん。行こうか」

そう声をかけて歩きだした。

「うんそうだね」

はぁこいつは本当にこいつだ。