七日間だけの、 恋予報

ああ、緊張する。
今日は遊ぶ約束をしていた。
つまるところのデートだ。
まだ約束の20分前だ。
咲空さんは当然きていない。
どうなるんだろう?
ここで、今日落とせなかったら。
多分明日承諾をもらうだなんて絶対に無理だ。
やっぱり和子の言っていた通りここが正念場なのだろう。
怖い。
彼女から振られるのが。
あの辛さを二度と味わいたくなくて。
彼女のあの冷たい言葉を二度と聞きたくない。
そんなことを思うのはわがままでしょうか?
でも、本当に味わいたくないんだ。
あんな、氷のような彼女を見たくないんだ。
恋だなんて、相手を想うことだなんて、所詮自己満足でしかないんだから、少しくらい我儘でいたいんだ。
君は許してくれるかい?