七日間だけの、 恋予報

「恋愛相談!?」

「それなら早く言ってくれればいいのに」

そう言って微笑む女子軍団。
女子は恋バナが好き。と言うのはどうやら本当らしい。
食いつきようがえげつない・・・・
慌てて事情を説明すると楓花が顔を輝かせた。

「物語みたい!素敵!」

そう言う楓花をみて
相談する人選間違えたかな?と少々心配になる。
いや、事実間違えた気がする。
作家志望と演劇女子と朗読女子。
全員物語が好きな人たちだ。
しかもまともな恋愛経験があるのが楓花だけときた。
流石にいいアドバイスを期待するのは難しい。
その時、和子が口を開いた

「なるほどね、それなら相談に乗れるかもしれない」

そう言って不敵な笑みを浮かべた