七日間だけの、 恋予報

ピンポーン
そんな音を鳴らすと相手の返事を待たずに家に上がる。
これがよそ様の家ならば、立派な不法侵入けど、たくたちの家はお互いに幼い頃からインターホンなんて押さずに無断で上がり込んでいるし、平気なはずだ。
玄関に立つとどうやらいつもより靴が多い。

和子(わこ)?誰か来てるの?」

そう聞いた。

楓花(ふうか)紬希(つむぎ)が来てるの。邪魔しないで」

そう言われる。
どうやら今日は従姉妹が来ているらしい
邪魔とまで言われると少し心外だ。
別に邪魔しに来たわけじゃない。

「ねぇ、悩み聞いて欲しいんだけどいい?」

そう聞いた。
咲空さんとはたくも仲がいいから、
和子とも面識があったはず。
そう思い

「恋愛相談」

そう言葉を続けた瞬間、和子たち三人は驚くべきスピードでこちらに近寄ってきた。