七日間だけの、 恋予報

五日目

あと三日。
あと三日でこの生活が終わってしまうかもしれない。
なんて考えると、怖くて仕方なくなる。
このままだと、彼女は僕なんかには目もくれないんじゃないかって。
月曜日には容赦なく振られるんじゃないかって。
そんなことが頭をよぎった。
考えたくない。
彼女のことを今日までずっと考えていた。
どうすれば、付き合えるかと。
きっと付き合えさえすれば、これからもずっと悩むことになるんだろう。
そんなことはもちろん知っている。
まぁそもそも付き合えるか怪しい現状では、こんなこと考えるだけ無駄なんだろう。
そんなことは安易にわかることだった。
今日は彼女と会う予定はない。
食事が終わると僕は家を出た。
幼なじみに恋愛相談をしに行くためだ。
ちなみに好きな人から振られまくってるやつではない。
正直あの人の言うことを聞いたら逆に玉砕しそうで怖いと言うのが本音なんだけど。
今日は、たくの妹に話を聞きに行こうと思う。