七日間だけの、 恋予報

「ねぇ今日顔が暗いけど大丈夫?やっぱり僕昨日地雷踏んだ?」

そう聞かれた。
ノアくんなりに気にしていたらしい。
申し訳ないなそう素直に思った。

「いや、全然そういうわけじゃないから気にしないで」

地雷は別に踏んでない、ただあわよくばこれ以上努力しないで諦めて
そんなこと考えても無駄なことわかってる。
でも、彼の想いに応えたくない。
だけど、このままお試し期間をしていたら流されてしまいそうで怖くて。
だからもう、諦めて私なんかよりもっと素敵な子がたくさんいるのに。
私を選んで、なんで?
私なんか面白みもないのに。
早く諦めてよ。
そうすれば、困ることなんて何もないのにさ。
なんで彼はこんなに強情なんだろう。
ああ、本当は今すぐここから逃げ出したいよ。
彼のことを絶対に好きになりたくないのに。

「ねぇごめん、体調悪いから今日は休む。」

そういって私はノアくんの返事も聞かずに家へと引き返した。