七日間だけの、 恋予報

その日も朝ごはんを食べているとインターホンが鳴った。
いつも通り玄関に出て人を確認する。
どうやら今日もまたノアくんのようだ。
昨日のことで学んで、制服に着替えてご飯を食べていたので、昨日のようにパジャマで外に出ないで済んでほっと一息ついた。
流石に、2日連続パジャマで外に出るのは少し否定感がある。
少なくとも私は絶対にしたくない。
風邪をひいてパジャマで外に出る人がいるけれどああいう人の神経が本当によくわからない。
おっと話が脱線した。
私はノアくんに向かって

「今行くからちょっと待ってて」

とだけ言って一度家に入った。
椅子の下に置いたスクールバックを手に取り家の扉を再び開ける。

「いってきます」

そう祖父母に声をかけて、私は家を出た。
絶対に、この想いを捨てずにすみますように。
そんなことを思いながら