思い返すは彼女を知ったあの時。
彼女を初めて知ったのは半年ほど前だった。
姉がやっていたブログでできた姉のネッ友それが咲空さんだった。
アカウント名は天音空。
別に思うところがあったわけじゃない、むしろまた姉さん友たちを増やしたのか・・・・という姉への思いが強かった。
そんな、彼女を強く意識したのは初めて会ったその時だった。
ある日姉が、
「ねえ聞いて、空ちゃんノアの同級生だって!」
そう言ってきた。
最初は何突拍子もないこと言ってるんだと思ったけれども、話を聞くと
向こうが
「あの、もしかしてノア・スペンサーっていう弟いますか?」
そう聞いてきたらしい。
向こうに聞くと
「私、水瀬咲空と言います。弟さんの同級生です」
そう言ったのだという。
水瀬咲空。か。 同級生にそんな名前の人がいたような気がした。
けれど、聞いた噂は──
「口が悪くて、気に触れるとすぐ怒る」
「近寄りがたい、っていうか……」
「目が合っただけで睨まれたって子もいるんだよ」
そんな話だったから、 まさか、彼女が姉がいつも話していた“天音空”だなんて思わなかった。
でも──
初めて会った時。
姉が家に咲空さんを呼んだ時。
「……こんにちは、ノアくんだよね?」
振り返った先にいたのは、 目元に少しだけ影を落とした、けれど、 ふわりとした声で話す、黒髪の少女だった。
多分僕はこの時から彼女の虜だった。
綺麗な容姿だけじゃなくて、姉から伝い聞いて知っていた大人びた思想。
優しい声。
もしかしたらギャップにやられたのかもしれない。
でも、そんなことどうだってよかった。
彼女が好きだっていう事実は変わらないから。
彼女を初めて知ったのは半年ほど前だった。
姉がやっていたブログでできた姉のネッ友それが咲空さんだった。
アカウント名は天音空。
別に思うところがあったわけじゃない、むしろまた姉さん友たちを増やしたのか・・・・という姉への思いが強かった。
そんな、彼女を強く意識したのは初めて会ったその時だった。
ある日姉が、
「ねえ聞いて、空ちゃんノアの同級生だって!」
そう言ってきた。
最初は何突拍子もないこと言ってるんだと思ったけれども、話を聞くと
向こうが
「あの、もしかしてノア・スペンサーっていう弟いますか?」
そう聞いてきたらしい。
向こうに聞くと
「私、水瀬咲空と言います。弟さんの同級生です」
そう言ったのだという。
水瀬咲空。か。 同級生にそんな名前の人がいたような気がした。
けれど、聞いた噂は──
「口が悪くて、気に触れるとすぐ怒る」
「近寄りがたい、っていうか……」
「目が合っただけで睨まれたって子もいるんだよ」
そんな話だったから、 まさか、彼女が姉がいつも話していた“天音空”だなんて思わなかった。
でも──
初めて会った時。
姉が家に咲空さんを呼んだ時。
「……こんにちは、ノアくんだよね?」
振り返った先にいたのは、 目元に少しだけ影を落とした、けれど、 ふわりとした声で話す、黒髪の少女だった。
多分僕はこの時から彼女の虜だった。
綺麗な容姿だけじゃなくて、姉から伝い聞いて知っていた大人びた思想。
優しい声。
もしかしたらギャップにやられたのかもしれない。
でも、そんなことどうだってよかった。
彼女が好きだっていう事実は変わらないから。

