君に出会ったその日から

「なにか予定とかないの?」
「茉子に大事な話する時点で入れてないよ。」
「そっか。でもこのままいてもひまだと思うけど。」
「茉子の好きそうな映画借りてきたんだ。一緒に見よ。」
「あっこれ見たかったやつ!」
「そうなの?良かった。」
「ありがとう!」
今度は私が勢いよく抱きついてしまった。
「うおっ。びっくりしたっ。」
「へへ。」
そして2人でソファに座り、映画を観ていた。
その間も手は繋いだままだった。
私はずっとドキドキしてチラッと隣を見る。
すると春希と目が合った。
「ん?」
「ううん。なんでもない。」
「なんか緊張するな。」
「えっ春希も?」
「っていうことは茉子も?」
「うん…あっそういえば付き合ったこと雪ちゃんに報告してもいい?」
「別にしなくてもいいんじゃない。」
「でも雪ちゃん色々、助けてくれたし報告しておくべきかなと思って。」
「そうだな。海斗にも面倒かけたから一応報告しとくか。」
「うん!」
「でも今は映画観ようよ〜」
「そうだね。」
そう言ってその日は2人で映画を観てまったりして夕方まで過ごした。
「あぁ。帰りたくないなぁ。離れたくなーい。」
「明日もまた会えるでしょ。」
「分かったよ。とてもとても寂しいけど今日のところは帰るよ。付き合えただけでも天に昇るほど嬉しいしね。おやすみ。」
春希は名残惜しそうに抱きしめて素早くキスをして帰っていった。