君に出会ったその日から

次に気づいた時には保健室にいた。視線を巡らすと隣には春希もいた。
「気づいたのか?」
「うん。ごめんね。迷惑かけて。戻ってみんなにも謝らなきゃ。」
「大丈夫だよ。今日はこのまま帰っていいってさ。」
「でも…」
「いいから。家に帰って休もう。俺も帰る許可もらったから。」
「たぶん発作だろ。」
「最近は出てなかったのに…こんな時になるなんて。」
「とにかく今日は休もう。大丈夫だから。」
「あとこんな時に言うべきことではないのかもしれないけど元気になったら話したいことあるんだ。」
「うん。」
いずれにしても今は頭がぼーとしているので休んだ方が良さそうだ。
私達は荷物を持って保健室を出て家路に向かう。
その間も春希が車いすを押してくれたが会話はない。
「着いたよ。」
家の前まで来てやっと声を出した。
「行けるか?もし無理そうだったら抱っこで行くけど。」
「ううん。自分で行くよ。ありがとう。」
そう言いながらもふらついていたので春希に肩を支えてもらう。やっとの思いでベッドに着いて横になる。
春希は布団を掛けてくれた。
その後も何も言わず、隣にいてくれた。
「今日は本当にありがとう。」
私はぼーとする頭で春希にお礼を言った。
「いいから寝ろ。」