君に出会ったその日から

「う〜んとそれで私はどういう反応をすれば良いんだろう。」
「いや特に反応とかはしなくていいんですけど春希先輩の大切な幼なじみである茉子さんに一応報告しといた方がいいかなと思って。隠すのも嫌だったんで。」
「あぁそっか。」
「先輩は私の気持ち嬉しいって言ってくれて…その後のカラオケで茉子さんのことも色々言ってて…」 
「へぇ。どんなこと?」
気まずそうにしていたので思わず聞いてしまった。
「言いづらいんですけど先輩が茉子さんと一緒にいるのはめんどくさい時もあるって言ってて。」
「自分だけなら早く行けるのに茉子さんがいるから待たなきゃいけなくって。一緒にいると変な目で見られるしやだって。なんか一緒にいるのが当たり前みたいになってるけど本当は離れたいって。」
それを聞いた時本当は心が抉られた。
「先輩、本当に悩んでる感じだったので先輩のこと思うならもう解放してあげてくれませんか?」
「そうだね。ありがとう。でも知ってる?そういうこと言ってくる時は大体本人は言ってなんだよ。」
私はなけなしの意地でそう言った。
それを聞いた時の仁科さんは少し悔しそうにしていた。
「仁科さん、すごく優しかったよね?私、嬉しかった。」
「ふっ。そんなの春希先輩にアピールするために決まってるでしょ?春希先輩の弱点は茉子さんだから。」
「そうだとしても嬉しかった。ありがとう。」
「もう話終わりだから。」
「分かった。話せて良かった。ありがとう。」
「本当うざい…」
そして私はその場を離れた。