君に出会ったその日から

「いつもの場所に居ないからびっくりした。どうしたの?」
「ただなんとなく行くのめんどくさくなっちゃって。ごめんね。」
「ううん。それなら良いんだけど。まぁそういう日もあるよねぇ。」
そうして2人で昼食を食べ始めた。
「そういえば愛田は?」
「なんかサークルのランチミーティングだって。」
「そう。珍しいね。いつも一緒にいるのに。」
雪ちゃんが意味深な視線を向けてきた。
「別に避けてるわけじゃない。」
「私、何も言ってないけど?」
あっと思って赤面してしまった。
「ただなんとなく一緒に居づらくて…」
「つまり避けてるってことね。」
「うう…」
「あいつも気づいてると思うわよ。だって私に聞いてきたもの。なんかあったのかって。」
「もう?早い。なんて言ったの?」
「あいつ、茉子に関しては行動早いから。適当に誤魔化しといたけど時間の問題ね。」
「ありがと。」
「とにかく一度話すべきだと思うけど。」
「いずれは話すつもり」
「いずれはね。それはいつになるのかね。」
「近いうち!」
「まぁいいけど。」
そんな会話をしたのに午後の授業でも少しそっけなかったと思う。でも幸運なことにその日春希はバイトで雪ちゃんや海斗君も各々忙しく1人で帰る事になった。皆心配そうにしていたが1人で帰っていた時はあったし大丈夫だと言って1人帰路に着いた。