君に出会ったその日から

「はっ?茉子一筋のあいつが?ありえないでしょ。勘違いじゃないの?」
「ううん。勘違いではないと思う。海斗君も見てたし。」
「それはそうかもしれないけど…一度あいつと話してみたら?」
「何を話すの?彼女できましたかって?そんな事できないよ。多分見たことが全てなんだよ。」
雪ちゃんはだんまりだった。
「あーあ私、春希の優しさに甘えすぎちゃったな。もう話しちゃいけないのかな。」
「バカな男ねぇ。こんないい子逃すなんて。私が男だったら絶対付き合うのに。」
「うふふ。なんかちょっとすっきりした。ありがと。」
雪ちゃんは私の背中を優しくぽんぽんしながら言ってくれた。
雪ちゃんは家の前まで送ってくれた。
その後、お風呂に入ってベッドに入ろうとしたところで春希から連絡がきてることに気がついた。
ちゃんと家に着いたかという確認だったため当たり障りない返信をした。
翌日から私はなんとなく春希と一緒に居たくなくて少しずつ距離を取るようになった。朝はいつも時間より早く出て学校へ行った。その日は春希と一緒の授業だったが
先に席に着いていると隣に人がきたので春希が座れなくなった。私は内心ホッとしながら春希が教室に入ってきたのを感じ気づいてないフリをした。じーとこっちを見ている視線も感じるが気にしないようにしていると先生が来て授業が始まった。