君に出会ったその日から

雪ちゃんに支えられながらお店を出ると私は膝から崩れ落ちてしまった。
「茉子!大丈夫?顔も真っ青じゃない!愛田呼ぶね。」
「やめて!呼ばないで。春希、サークルで忙しいみたいだし大丈夫だから。」
「でも…すごく調子悪そうよ。」
「負担かけたくないの」
「分かった。呼ばないけど無理はしないでね。」
「とりあえず駅まで行きましょう。」
そうして私達は電車に乗った。
「茉子、本当に大丈夫?」
「一緒に降りてこの駅に愛田呼ぶ?」
「いいよ。家の最寄り駅まで行ける。」
「そっか。本当に無理しないでゆっくり休んでね。」
「うん。今日は楽しかった。こんな感じになってごめんね。」
「全然。またね〜」
雪ちゃんはバイト先の駅で降りて1人になった。
唯一救いだったのは雪ちゃんが詳しく言及してこなかったことだ。あんなことがあったので絶対何か言われると思ったが何も言わないでくれて助かった。
あの時はまだ頭の中がごちゃごちゃで過去の出来事がフラッシュバックしていてまともに会話できなかった。
1人で電車に乗っている間もだんだんと調子が悪くなってきてもう無理かもと思う寸前で目的の駅に着いた。
すぐ動くのは無理そうなので少しベンチで休んでいく事にした。