月影は何も言わずにただひたすらに歩く
ー月影…
月影の背中を見つめるように
繋がれた手をギュッと握りしめる
蒸し暑くて、少しの夜風が靡く
人混みから一変して誰もいない静かな場所、
初めて会ったあの場所へとたどり着いた
ゆっくりと手を離し、夜空色の瞳が重なる
そして、首元から揺れる星の砂時計の流れていた砂が
サラッと無くなった。
辺り一面、月影の姿が見えないくらい眩い光を浴びる
私は目を覆い隠すようにギュッと目を閉じた。
ー月影…
月影の背中を見つめるように
繋がれた手をギュッと握りしめる
蒸し暑くて、少しの夜風が靡く
人混みから一変して誰もいない静かな場所、
初めて会ったあの場所へとたどり着いた
ゆっくりと手を離し、夜空色の瞳が重なる
そして、首元から揺れる星の砂時計の流れていた砂が
サラッと無くなった。
辺り一面、月影の姿が見えないくらい眩い光を浴びる
私は目を覆い隠すようにギュッと目を閉じた。



