星降る夜に、君への贈り物

「何か買ってきたの?」

「内緒」

人差し指を立てて優しい笑みを浮かべた

再び商店街を歩き、奥へと進む
その先に見えた大きな笹の葉に足を止めた

大きな笹の葉で吊るされた色とりどりの短冊ー…

目の前には長テーブルの上にペンとカラフルな短冊の用紙が綺麗に整えられていた。

「綺麗だね」

「うん、俺たちも書こうっか?」

長テーブルの前に立ち短冊の色を選ぶ

月影は黄色の短冊、私は青色の短冊に
それぞれペンを持って願い事を託した。