星降る夜に、君への贈り物

私は、月影の手を握りしめて気になる出店へと向かった

様々な出店へと歩き回る。
いつの間にか月影の両手には買ったばかりの袋で塞がり、それを持ちながら美味しそうにチョコバナナを頬張って食べていた。

「月影、美味しそうに食べるね」

私は、苺飴を片手に持ちながら呟く

「そう?星羅もひと口食べる?」

「えっ…あのっ…」

月影の食べかけたチョコバナナが目の前に差し出される
「はい」と優しい笑顔を溢す
私は恥ずかしさを抱きながらも目をギュッと閉じて
そのひと口を食べた。

「おっ…美味しい!」

「これ美味しいよね」