星降る夜に、君への贈り物

「そろそろ時間よ」

時計を見ると15時を指していた。

「あっそうだ」

そう言って、巾着袋を持って一階へと向かう
玄関先で慣れない下駄を履きながら

「星羅、気をつけて行ってきてね」

お母さんの優しい声が背後から聞こえる

私は振り返り笑顔で「行ってきます」と言って家を後にした。