星降る夜に、君への贈り物

「…ごめん、今は行かないで」

寂しそうな声が耳元で擽(くすぐ)る

月影の背中に手を回し、キュッと裾を掴む

月影の体温を感じれば感じるほど胸に込み上げてくるものがある。

ーねぇ…月影、本当に星に帰っちゃうの?

月影には帰らなくてはならない場所があるのは分かっているのに抱きしめるだけしか出来ない虚しさが伝う。

「星羅…」

「何?」

「“最後”に、俺と一緒に七夕祭に行かない?」

視線が絡み合う

月影の口から“最後”と言う言葉に胸が詰まる