夜空色の瞳が潤み、心配そうな顔持ちをする

「そ、そうなんだ…心配してくれてありがとう。
私、ちょっと熱を出しちゃって学校を休んでたんだ。
今は、だいぶ落ち着いたけど、月影に病気が移しちゃうと困るかなぁ…って」

「そっか…本当は俺に会いたくなかったりして」

月影は目を逸らし口を膨らませながら不貞腐れていた

「それは違うよ!月影に会いたくないなんて一度も思った事なんてない!」

月影の目を見つめる

「ごめん、ちょっと確認したかっただけ」

ふと笑みを浮かべながら、差し入れを渡して
「今日は帰るね」と帰ろうとする月影の服の裾をギュッと握った。