教科書とノートを広げて休んだ分の復習をする

本当は休めば気がラクな話なのに、ベットに横たわれば
考えるのは月影の事ばかりだった。

この何日間、月影に会っていないー…

何処で何をしてるのか
毎日のようにあの場所にいるのか

それすらも分からない

ー月影、どうしてるかなぁ…

書いていたシャーペンの手が止まる

本当は会いたいのに、会ったらまた涙が出てきそうで怖かった。

ーいけない、いけない

首を左右に振り、月影の事を忘れるように
ノートに目線を配り再びシャーペンを走らせた。