満天の星空を見に行ったあの日ー…
私は、どうやって帰って来たのかも分からなかった。

次の日、また次の日と熱を出して学校を休み
気がつけば週末を迎えていて、私はヘッドで休んでる

疲労のせいだろうか…

日頃の疲れが溜まっていたのだろうと
電気もついてない部屋の中でただひとり、白い天井を見つめていた。

ーコンコン…

「星羅、入るね」

扉の向こうからお母さんの声が聞こえる

ーガチャ

「星羅、大丈夫?リンゴ剥いたけど食べる?」

「うん。食べる。」

ゆっくりと体を起こして、おぼんを持ったお母さんから
リンゴの入ったお皿を受け取った。