星降る夜に、君への贈り物

ほっと胸を撫で下ろすと同時に鼓動が止まらない

そんな事を気にする事もない月影が呟く

「よしっ!夜になるまで何処か探索でもしない?」

「えっ!?」

またしても唐突的な行動

「俺、この町のこと知らないから星羅と一緒に探索出来たら嬉しいなぁって思って」

突然の話で戸惑いながらも私は「どこ行くの?」と答えた。

月影は人差し指を口に当てて「それはお楽しみ」と答えながら、私の手を取り何処へ行くかも知らない月影の背中を見ながらギュッと手を握りしめた。